…という問いかけが、今週、下記のサイトであったのですが。
 http://green.ewoman.co.jp/EWOMAN/SilverStream/Pages/pglogin.html


 まさに、ここにサンタクロース神話、蔓延す、といった感じである。(翌週以降は、バックナンバーの扱いになり、会員以外の人は読めないらしいけれど)

 かく言う私も、実はこのテーマに対して投稿をしてみた。内容は、大体以下の通り。

「プレゼントは親からの手渡しだったので、そもそも、サンタクロースを信じていたことが無い。しかし、それはそれで、私のことを思ってくれている親の心が感じられて、嬉しかった。別に、御伽噺を語って聞かせるばかりが全てではあるまいに。
 むしろ、『いい子にしていないと、サンタさんが来てくれないよ』などと言って子供に言うことをきかせようとするほうが、却っていやらしいのではないか。躾の際に、夢物語をだしにして、プレゼントで釣っているように思えてならないのである。」

 当然、ボツになりました。まあ、あの場の雰囲気からすれば、そりゃそうだわな。

 暫く前の『木綿のハンカチーフ』といい、私という人間が、ひどく夢の無いことばかり言う、と思われそうだが。
 確かに、「サンタクロースは皆の心の中に居る。他者を思い遣る気持ち、それこそがサンタさんなのです」という意見は、考え方としてはさほど悪くないと私も思う。ただ、ちょっと美しすぎる、というか、御都合主義の擬人化、という感は否めないが。

 話が少々ずれてしまったが、しかしながら私は、躾の餌に利用するという、その辺りがどうも理解出来ないのである。何だか、「そんなことをしていたら、学校の先生(あるいは、近所の大人たち、か)に叱られるよ!」というのに共通するものを感じてしまうのだ。誰かの怒りが怖いから、いい子として振舞え、というのか。では、お目付け役がいなければ、何をしてもよいというのか。…とでも、言いたくなってしまう。
 何故なのだろう。子供には、理路整然と言ってきかせれば、それで済むことであろうに。世の中の子供というのは、それほどにまで聞き分けの無い存在なのか?(実は私は、おねだりというものをしたことが無く、また、ごねたりすることも殆ど無い子供だったので、その辺りが理解不能なのだ。理不尽に親を困らせる言動をしないこと、それこそが、子供の果たすべき役目、あるべき子供の姿なのでは? といつも思ってしまう。)

 うーん。この「物で釣る」というのが、私の気に障る最大の点でしょうな。
 贈り物は、あくまで相手への好意の表れ。競走馬の鼻先の人参(確か漫画で、こういうのがありましたよね)のように、ぶらさげて物欲を焚き付けたりは、してほしくない。
 そして、それをまた、サンタクロースの話と抱き合わせになんぞするから、尚更いけない。折角の御伽噺が、俗世間の手垢にまみれてしまうように感じられてしまう(無論、私も俗物だが、だからこそ、せめて物語には格調高く綺麗であってほしい、と思うのだ)。

 何だか話の収拾がつかなくなってしまった。
 この「物で釣るとは何事か」という私の考え方に問題があるのかなあ…? そういえば、ご褒美という言葉もあるしなあ(これまた、私自身は経験無しに等しい)。そんなに悪いことじゃないのかもしれないけれど…。

 …と、尻切れ蜻蛉のまま今回は終わる。

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