朝寝坊で始まった今回の旅。何せ、目覚めた時点で9時だったのである。青春18切符を使うというのに…。早くも暗雲が立ち込めるように思えてならない。

 …が、乗り継ぎに恵まれたのが幸い。10時半頃に奈良を発ち、東京に着いたのが19時半頃。道中、富士山や海を眺めてわくわくしていたのは、いかにもおのぼりさんの私である(海無し県の育ちなもんで)。山の影が入道雲と夕焼に照り映えて、それはそれはきれい。

 宿は飯田橋。時間に間に合わなかったため、ここでの夕御飯は食べ損ねたが、冬至に柚子湯の計らいがあったのは嬉しい。ただ、部屋の暖房が効き過ぎ。夏のようであった。暑いので、丸首シャツ一枚で館内をうろつく私。いかにも下着っぽいデザインではなかったので、大丈夫だろう、と。外気との温度差で宿泊客が風邪をひくのではなかろうか、と心配する程であった。

 翌日の午前中は、小石川後楽園をぶらつく。朝一番の訪問客に、受付係の方は何を思ったか。紅葉には遅く、梅には早すぎる時期ではあったが、落ち葉の色に僅かながらも秋の名残が感じられた。寒い中、冬桜が楚々と咲いていて可憐。


 おまけ。
 庭園からも東京ドームの屋根が見えた(一瞬、雪山と見間違えてしまったのは内緒にしておくべきか)。周りを散歩してみようかと考えたものの、時間が足りず取りやめる。

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