この、甘ったれ男がー!! 1
2002年3月15日 実は、バレンタインデーの暫く後で、私は彼(鹿のふん氏)に少々きついことを言った。
前から薄々は感じていたことだが、彼はどうも、自分の言いたいことを言うためにだけメールを送る傾向がある。受け取る相手の都合なんぞ眼中に無いような。理由を尋ねると、どうやら、独りの淋しさに耐えかねて送ってくるらしい。
だから、バレンタインデー以前にも、それをたしなめるべく、
「ちょっとした孤独に耐えうる程度の気丈さは持ち合わせてほしいものですね」
というふうに、やんわりと言ってみた。
しかし、私の言わんとすることが、彼にはちゃんと伝わっていなかったようだ。その後も、何の前置きも無く、いきなり自作の詩を送り付けてきたりする(*)。それも、終始自らの境遇への詠嘆で、自己完結しているようなものを、だ。
じゃあ、あんた何かい、私に同情と慰めの言葉でも掛けてほしいとでもいうのか? と問うてみたくなる。悪いが、私は私で、自分のことで殆ど手一杯なのだ。そんなものを求められたとて困る。
というわけで、2回目になるが、再びメールを送る。内容は以下の通り。
「改めて言いますが、あまりに自己中心的なメールの送り方は、ちょっとどうかと。メールをただの独り言の言い捨ての手段にしないで下さい、少なくとも私に対しては。きついことを言うようですが、相手とのコミュニケーションを無視して、絶妙に機知の効いた内容のものを書こうと狙ったとて、なかなか上手く出来るものではありません。大抵は失敗に終わります。そんな独り善がりなメールを受け取っても、困惑するばかりです。」
続けて送ったのが、これ。
「そう、やめたほうがよいと私は思います。恐らく私は、洒落のわからぬ堅い奴め…などと思われているのでしょうが、それでも構いません。頭にきていますから、言わせてもらいました。確かに私にも勝手なところは多々あります(自分の身勝手さを多少棚上げしているでしょうか…)が、それを考え合わせてもなお、そちらの送り方はちょっとひどいのでは、と思います。では、これにて失礼。」
(以上2つの引用の鍵括弧内、原文ママ)
(*)初め私は、何か有名な歌か詩をパロって(本歌取りだな)、自虐的ながら面白さを出してその妙味を読み手に楽しませよう、という意図に基づいて書かれたのかとばかり思い、「すまないけれど、出典がわかりません。(意図を理解するには)私では力不足のような気が」と返した。すると彼は「もちろんオリジナルなのですが…パッと思い付いたのです」と、ぬけぬけと言ってくる。しかも、どこかしら得意げな響きさえも伝わってくる…。これで私はむっとして、このようなメールをぐさりと突きつけたのだ。さすがの彼も直後は「そうですな…もうやめます…ごめんなさい…」としおらしい態度を見せていたのだが…。
ちなみに、高知旅行の折に、このことを龍に話したところ、
「私が猫さんからそんなメールを受け取ったとしたら、きっと泣くわー」
と言われてしまった。そうか? 泣くか、これぐらいで?
龍曰く、「『何やねん、この野郎』とか口汚く罵られるんじゃなくて、全てです・ます調で通して、口調はあくまで丁寧だから、尚更怖いんだよー」とのことらしいが。
ともあれ、このメールで彼が泣いたかどうかは私は知らない。私の知ったことではない。そんなもん知るか。けっ。(口悪いな…)だが、いずれにせよ、あまり効力は無かったようだ。というのも、この後も彼は、相変わらず一方通行の(と、私には思えてしまうような)内容のメールを送ってきたからである。そこで、またもやメールで問いかけることに。まさか3回目もやることになるとは思わなかったよ…。
「聞きますが、あなたは、メールでまともに相手とやりとりをしようと考えていますか?」
これてようやく彼も気がついたようで(遅すぎるぞ!)、もう2度としません、と返事が来た。彼本人が言うには、日々の雑感を半ばメールマガジンのような感覚で送っていたらしいが…うーむ、困ったものだ。表題のように叫びたくもなるよ、本当にもう…。
前から薄々は感じていたことだが、彼はどうも、自分の言いたいことを言うためにだけメールを送る傾向がある。受け取る相手の都合なんぞ眼中に無いような。理由を尋ねると、どうやら、独りの淋しさに耐えかねて送ってくるらしい。
だから、バレンタインデー以前にも、それをたしなめるべく、
「ちょっとした孤独に耐えうる程度の気丈さは持ち合わせてほしいものですね」
というふうに、やんわりと言ってみた。
しかし、私の言わんとすることが、彼にはちゃんと伝わっていなかったようだ。その後も、何の前置きも無く、いきなり自作の詩を送り付けてきたりする(*)。それも、終始自らの境遇への詠嘆で、自己完結しているようなものを、だ。
じゃあ、あんた何かい、私に同情と慰めの言葉でも掛けてほしいとでもいうのか? と問うてみたくなる。悪いが、私は私で、自分のことで殆ど手一杯なのだ。そんなものを求められたとて困る。
というわけで、2回目になるが、再びメールを送る。内容は以下の通り。
「改めて言いますが、あまりに自己中心的なメールの送り方は、ちょっとどうかと。メールをただの独り言の言い捨ての手段にしないで下さい、少なくとも私に対しては。きついことを言うようですが、相手とのコミュニケーションを無視して、絶妙に機知の効いた内容のものを書こうと狙ったとて、なかなか上手く出来るものではありません。大抵は失敗に終わります。そんな独り善がりなメールを受け取っても、困惑するばかりです。」
続けて送ったのが、これ。
「そう、やめたほうがよいと私は思います。恐らく私は、洒落のわからぬ堅い奴め…などと思われているのでしょうが、それでも構いません。頭にきていますから、言わせてもらいました。確かに私にも勝手なところは多々あります(自分の身勝手さを多少棚上げしているでしょうか…)が、それを考え合わせてもなお、そちらの送り方はちょっとひどいのでは、と思います。では、これにて失礼。」
(以上2つの引用の鍵括弧内、原文ママ)
(*)初め私は、何か有名な歌か詩をパロって(本歌取りだな)、自虐的ながら面白さを出してその妙味を読み手に楽しませよう、という意図に基づいて書かれたのかとばかり思い、「すまないけれど、出典がわかりません。(意図を理解するには)私では力不足のような気が」と返した。すると彼は「もちろんオリジナルなのですが…パッと思い付いたのです」と、ぬけぬけと言ってくる。しかも、どこかしら得意げな響きさえも伝わってくる…。これで私はむっとして、このようなメールをぐさりと突きつけたのだ。さすがの彼も直後は「そうですな…もうやめます…ごめんなさい…」としおらしい態度を見せていたのだが…。
ちなみに、高知旅行の折に、このことを龍に話したところ、
「私が猫さんからそんなメールを受け取ったとしたら、きっと泣くわー」
と言われてしまった。そうか? 泣くか、これぐらいで?
龍曰く、「『何やねん、この野郎』とか口汚く罵られるんじゃなくて、全てです・ます調で通して、口調はあくまで丁寧だから、尚更怖いんだよー」とのことらしいが。
ともあれ、このメールで彼が泣いたかどうかは私は知らない。私の知ったことではない。そんなもん知るか。けっ。(口悪いな…)だが、いずれにせよ、あまり効力は無かったようだ。というのも、この後も彼は、相変わらず一方通行の(と、私には思えてしまうような)内容のメールを送ってきたからである。そこで、またもやメールで問いかけることに。まさか3回目もやることになるとは思わなかったよ…。
「聞きますが、あなたは、メールでまともに相手とやりとりをしようと考えていますか?」
これてようやく彼も気がついたようで(遅すぎるぞ!)、もう2度としません、と返事が来た。彼本人が言うには、日々の雑感を半ばメールマガジンのような感覚で送っていたらしいが…うーむ、困ったものだ。表題のように叫びたくもなるよ、本当にもう…。
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