これでもくらえ!

2002年12月15日
 引き続き、うなぎパイ氏ネタ。
 
 
 私はメールのやりとりに関しては、わりと受身になってしまう性質である。よって、メールが来ればその返信をする、という形になる。
 ともすれば、横柄に映るやもしれないが、相手に送ってよいかどうかの見極めが、粗忽者の私にとっては結構難しい。だから、来たメールには基本的には返事をしよう、という無難路線を歩んでいる。
 自分から動かないというのは、これはこれで問題もあるのだろうが、我が身のことは今日はさておくとする。(身勝手極まりないが、そういう気分なので、そうする。)
 
 だが、「基本」というからには当然、例外もある。
 受け取ったメールの内容が、自分の気に食わなかった時である。
 
 時折メールをくれるうなぎパイ氏。それ自体は嫌ではないので、その都度、返信をする、という程度の付き合いが続いていた。
 そして、この夏にも、ふと思い出したかのように(実際そうなんだろうけど)、ふらりとメールが来た。
 
「猫さん、元気? 最近、いいことあった?」
 
 何じゃこりゃ。
 善意(?)に解釈すれば、私のことを気遣ってくれている…と読めなくもない、かもしれない。
 だが、不幸なことに、その時の私には、その善意の芽生える余裕が無かった。招かれざる客が、我が部屋に出現した為だ。
 …相手に一方的に、快い話題の提供を迫るなよ。
 
 無視という手もあるが、一応返信。
 
「悪いことならばありました。ゴキブリが出ました」
 
 丁度その直前に、黒々としたやつが、現れたのである。
 私にとって不幸なことだが、彼にとっても不幸だったかもしれない。
 でも、悪いのは、タイミングである。9割方。
 こればかりは、どうしようもないよな。
 
 
 ちなみに、このメールの後、彼は一切の連絡を絶っている。変なところでだけ発揮される私の律義さが徒になったと言えるだろう。
 まあ、音信不通には、多分大した意味は無いのだろうが。自分が望む回答…例えば、彼の多忙を労う内容、が得られなかったから、遠ざかったまでのこと。
 別に、構いません。嫌ってなんかいませんから。特に好いてもいませんけれど。つまり、彼に寄せる感情自体が希薄だったということかもしれない。
 でも、日記のネタにはさせてもらったけどね。
 
 
 とりあえずは、タイミングの勢いを借りて、
「私はあなたに心の安らぎやらを一方的に提供するだけの人間として存在しているんじゃないよ」
と主張してみた、ということかな。
 主張というほどの大それたものではないけれど。 受身人間の、ささやかな抵抗、ということで、ひとつ。
 
 私を感情の捌け口にしないでね。
 
 確かに彼の仕事は忙しいらしいが、だからといって、彼よりもひまな私にその大変さをぶちまけてもよい、という道理は無いと思うから。
 それが、あなたの持っていた、残り1割ぶんの悪いところ。

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