何が一番悲しかったって (加筆あり)
2003年6月6日某氏とのメールのやり取り。
どうやら、全然連絡が無かったので、私が失踪したかと思い込んでいたそうな。
で、心配したんやからな、と言うてくる。
冗談抜きで、別の人にも、私の消息を尋ねようとした、だとか何とか…。
本気かどうかは知らんけど。
…あっ、そう。それなら、勝手にすれば。
聞きたければ、実際に聞けば。
そんなに簡単に、失踪なんぞするものか。
変なところで想像力を働かせてくれるな。
それよりまず、他の可能性も考えてみればいいのに。
お為ごかしはやめてくれ、という気分。
本当に聞く気なんか無いくせに。
* * * * * * *
しかし、何が一番悲しかったって。
実に下らんいちゃもんを付けられたことである。
私の文章が、他人行儀で嫌味ったらしいだの、悪趣味だのと。
それは皮肉か? とも。
何でそんなことまで言われなくてはならんのだ。
基本的に、私の手紙の文章は丁寧語で通すことにしている。
それは、面と向かっては敬語で話さない友人に対してもそうだ。
携帯のメールでは、多少くだけた文体にすることもあるけれど、PCのメールでは、手紙とほぼ同様である。
今までも、そうだった。
だから、皮肉で言ったつもりは全然無かった。
本当のことだけを指摘したまでのこと。
なのに、そんなところにまで文句を付けられるとは、非常に残念だ。
悲しい。
私の書き方が慇懃無礼に感じられたのならば、もしかしたら、言葉の感覚自体に、少なからぬずれがあるのかもしれない、とも思った。
私が馬鹿丁寧なのか、それとも彼がその逆なのか、それは知らないけど。
別に私は、彼のくだけた文体が気に障るわけでは更々ない。
読むぶんには、何ら差し障りもなければ、嫌いでもないので。
ただ、私の書き方に、あんな下らない文句を付けられるのは不愉快だ。
指摘を受けた箇所は、丁寧語で通したが、尊敬・謙譲語は用いていない。
だから、友人相手といえど、慇懃無礼には当たらない、と私は思っていた。
敬語として不相応・不自然だとは、考えもしなかった。
書くぶんには、ある程度、好きにしたいものだ。
そして、相手の書き方に、必要以上に文句を付けぬようにも。
まぁ、このことは、あんまりにもひどいと思ったので、本人相手に思いっきりどかどか言ってやったから(と言っても、丁寧語は崩さなかったが)、もうそれで片が付いたんだけど。
それに、そんなことを言ってくるぐらいだから、彼にとってかなり痛いところを、私が(意識していないにせよ)突いていたのかなぁ、なんて思ったりもして。
…なんて、この分析、性格悪っ。(でも、そう考えると、多少怒りも収まるので。<本当に、根性が…)
しかし、ともかく、彼とのやり取りに区切りがついたようなので、その点では、ほっとした。
とはいえ、彼にはもう、私からは連絡を取らないだろうけどね。
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