●トラッシュ、僕はもう疲れたよ…。
2003年10月7日そうそう、思い出した。
今月初めに、知人を我が家に招いた時のことである。(その後寝込んで忘れかけていた)
* * * * * * *
実は、片付けや掃除をしているうちに、飽きてきてしまった。(飽きるほど十分にやったのかという突っ込みは却下)
なので、気分を変えるべく、和服を着て待ち合わせ場所へと出向くことを思い立つ。
そして、その格好で彼女を迎えに行き、一緒に我が家へと徒歩で向かう。
初めてではなかったが、念の為、
「こういう格好している人と一緒に歩くの、嫌?」
と尋ねてみる。(で、もしそうなら、離れて歩こうかと考えたのだ)
すると、彼女は、
「ううん、別に嫌じゃないけど〜」
と言った後、こう続けたのだ。
「何て言うか…
『僕のパ●ラッシュを見て!』
という感じかな」
……?
ちょっと待て。
今の文脈だと、おかしいような気が…。『●ランダースの犬』って、そういう物語だったか? ●トラッシュは、●ロ(*1)の心の友ではなかったか?
(*1)飼い主の少年。…と、説明するまでもないのかもしれないが、伏字続きで見づらくなってしまったので…。
彼女は、
「うーん、うち、何かひどいことを言ってしまったような気がする」
と口にしていたが、私は別にその程度のことでは怒りはしない。
しかし…、自分が●トラッシュ扱いされたことに関しての反発は無いけれど(*2)、それよりも、物語からのずれのほうが気になるぞ、私は。
(*2)というよりも、むしろ、あのように賢くて忠誠心にあふれた犬が、ぐうたら人間の私と同列にされるという、そのことのほうが気の毒にも思えてくる…。
よし、ともかく、彼女の名は「●トラッシュ」に決定だ。(日記中で)
…流れから言えば、パ●ラッシュではなく飼い主のネ●のほうなのかもしれないが。(…ならば、私こそがパト●ッシュになるのか?)
あ、でも、これから登場させる時にも、いちいち伏字付きにしていると目に煩いか…。
* * * * * * *
ところで、その来訪だが。
いつものごとく、部屋に招き入れて早々に、
「お茶は、基本的にセルフサービス」
と、あっさり宣言する私。
まぁ、急須へのお湯の注ぎ足しぐらいはするけれど。でも、相手の湯呑みの中の減り具合をいちいち見計らうのって、不得手なんだよなー。(*3)
そういえば、前に友人が泊りに来た時も、
「我が家に1時間以上滞在する者は、もはやお客様ではない!」
とか何とか、勝手な理屈をこしらえていた。調理の際にもしっかり労働力扱いして、食材の下ごしらえなど、遠慮無く手伝わせていたな…。
(といっても、野菜の皮むき程度だが。それでも十分に横柄か?)
…どうやら私には、「もてなす」という意識が乏しいらしい。
これで「応対を何とかこなした」と言って、満足感に浸っていてよいものかどうか…<よくない
そういうわけなので、この度の●トラッシュさんも、初めは、
「和服に割烹着姿で迎えてくれるなんて、まるで、旅館みたい」(…そうか? 旅館は割烹着なのか?)
などと呑気に言っていたが、上記のような私の態度をみて、
「…やる気無い旅館やなー」
と評価を改めていた。そう、それが正しい。
そもそも、今回のコスプレ(そう、もはや意識は、半ばコスプレである)だって、元はといえば、
「服装に視線を向けさせて、部屋のアラ(掃除や整理の不行き届き)を目立たせなくしよう」
という魂胆もあったのだ。
旅館ならば、片付けきれなかった紙の束なんて存在しないって! それに風呂敷を掛けて目先を誤魔化したりしないって!!
(*3)などと言いつつも、一方では、「親戚のおばちゃん」のように振舞ってしまうのもまた事実。
「今度は蕎麦茶にしてみようと思うけど、どう?」
だとか、
「この間○○さんからもらった美味しいお菓子があるねん、よかったら食べへん?」
だとか言いながら、色々出そうとしてしまうのであった。あぁ、お節介。
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