遠回りして帰ろうか〜♪


 近頃、月がとても綺麗だ。空も、雲が無いせいか、深く黒く澄み渡っている。盆地の寒さにはほとほと閉口しているが、この夜空の美しさが空気の冷たさによるものだ、と思えば辛さも幾分和らぐ。というのは嘘だが、しかしそう考えて耐えることにする。

 で、冒頭の歌なのだが、これには裏の意味があるらしい。というのは、意中の人と、一分一秒でも長く一緒に居たい。けれども、それをそのまま口に出すのは躊躇われるから、月の美しさをだしにして、別れまでの時を引き延ばしているのだとか。
 私は、指摘されるまでそれには気付かなかったが…。ちゃんと、行間(というか、雰囲気と言うべきか)を読まねばならなかったのだな。

 しかしまあ、可愛いものですな。人によっては、「月が云々」などとは気障な言いようだ、と思われるやもしれない。けれども、「一緒に居たい」と言えずに、口実を作っているところなどは、なかなか微笑ましい、と私は思う。照れを隠しながら、もごもごと口にしている青年の姿が目に浮かびそうだ(別に、こういった初々しさや恥じらいが若者の専売特許だ、などとというつもりは更々無いが)。
 色恋沙汰で計算なんぞをするのは浅ましい、という非難がある。確かに、打算的な付き合いのことを指すのならば、そうかもしれない。
 しかしこの場合は、その例には当てはまらないだろう。察するに、意中の人との距離は、馴れ合うというほどには縮まっていなさそうだ。そういう状況下で、帰り道を歩きながら月見をしましょう、ときたもんだ。ただただ、相手と近付きたいが為の口実作り(少なくとも、今のところは)。そういう計算なのだから、愛い奴じゃ、とすら思える。頑張れよ、とも言いたくなる微笑ましさがある。
(人のことばかり言うてんと、お前こそ頑張れよ、と突っ込まれるかな…? ←自虐)


 そういえば、獅子座流星群を見ていなかったな…。既に寝入っていたので、すっかり忘れていたのだ。しまった。折角の良い機会だったのにな…残念。

冬が来る前に

2001年11月16日
 もう一度あの人と
 巡り会いたい〜♪

という歌がある。私は結構好きだ。
 しかし、自分では歌えない。というのも、昔、友人が「巡り会いたい」の部分を、何を思ったか悪乗りして、

 目〜グリ〜あ〜痛い〜♪

と、本人自作の振付(目をほじっている格好)まで添えて歌ったからである。あれ以来、時折思い出しては笑いをこらえている。

 よく考えると、『となりのトトロ』の姉妹が口にする文句(台詞)の、

「まっくろくろすけ出ておいで〜
 出ないと目玉をほじくるぞ〜!」

にも似た残酷さがある詞だ(『冬が来る前に』のほうは、元々は違ったのだけれど…)が、妙に可笑しい。そのため、笑いに負けて歌えない。
 私をこんなふうにした彼女の罪は深い。

とりあえず再開。

2001年11月14日
 日記を一時停止していたのは、特別に何か大きな出来事が自分の身に起こったから、というわけではありません。
 ここらで一度、過去の日記を全消去して休んでみたいなあ、とふと思っただけのことです。

 しかし、全く何も無かった、というわけでもありません。些細なことですが、知人(の一部)の私に対する態度には、多少辟易していました(正確には過去形ではないかも…)。
 けれども、その苛々をここで語っても仕方が無いですね。ましてや私の場合、身辺についての具体的な記述を避ける傾向にあるので、読む側としては、なんのこっちゃ、と思うばかりでありましょうし。


 というわけで、これからは、なるべく暗くない話題を書いてゆければよいな、と考える次第です。
 毒にも薬にもならないでしょうが、別に構いません。気楽につづる与太話もまた一興、と笑っておいて下さい。

 結局のところ、これまでと大差ないかもしれませんが。

 何か変な文章になりましたが、今日のところはこのへんで。

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